一和(いちわ)のあぶり餅

あぶり餅は、親指大にちぎった餅にきな粉をまぶして、高級備長炭の炭火で炙った後、白味噌のタレを塗った餅菓子です。餅は今宮神社に奉納された斎串(いぐし)に挿して出されます。


「かざりや」とともに今宮神社の門前名物菓子。


あぶり餅を食べれば1年間、厄除けや無病息災のご利益があるといわれています。また、玉のような餅である事から「お玉のご利益」にあやかれるともいわれています。


お玉は、徳川幕府5代将軍「徳川綱吉」の母「桂昌院(けいしょういん)」の幼名。「玉の輿」の語源になったとされる人物。西陣の八百屋の娘として生まれたお玉は、格の高い由緒ある大棚の本庄家に養女として出された後、3代将軍「家光」の側室となって、後に将軍となる綱吉を産みました。江戸に嫁ぐ際の道程を輿(こし)に乗って行った事から「玉の輿入れ」という諺が生まれました。


あぶり餅の歴史

平安時代の中頃、第66代天皇である一条天皇の時、都では度々天変地異や疫病が流行ったりしていました。そんな時代、今宮神社神前へ疫除けの願いを込めてあぶり餅をお供えしたのが始まりとされています。茶人の千利休がお茶菓子としてあぶり餅を振る舞った、また、新選組の前身組織「浪士組」を作った清河八郎があぶり餅を食べながら今宮神社のやすらい祭を見物したと伝わってます。


包装紙

やすらい祭の様子が描かれています。


一和(一文字屋和輔(いちもんじやわすけ))

創業:1000年(長保2年)

所在地:〒603-8243京都府京都市北区紫野今宮町69

電話:075-492-6852