観世稲荷社(かんぜいなりしゃ)

観世稲荷社は、西陣中央小学校内に祀られている稲荷社です。観世家の鎮守社として建立されました。


能役者や菓子業者の崇敬を集めています。


ご祭神

一足稲荷大明神

観世龍王


ご利益

「芸能上達」にご利益があるといわれています。


歴史

能楽で知られる観阿弥・世阿弥父子が室町幕府3代将軍足利義満からこの地を拝領し、敷地に建立しました。


江戸時代、1730年(享保15年)に起こった西陣焼けで屋敷は焼失。明治になって屋敷跡には西陣中央小学校(旧桃薗小学校)が建てられました。


観世稲荷社は一時期消失してしまいますが、後に復興、現在に至ります。現在もこの地には観世町という地名が残ります。


観世水(かんぜすい)


観世稲荷社の傍らにある※井戸で名水といわれています。※観世井とも


観世水には不思議な伝承があります。

ある時、一天にわかに掻き曇ると龍が降りてきて井戸の中に入りました。それ以来、水面が常にゆれ動き波紋を描くようになったそうです。


この波紋の水模様をかたどって観世流の紋としました。現在、この波紋は扇や謡本に描かれたり、波紋を模した和菓子があります。


ご注意

西陣中央小学校には無断では入れませんので、参拝の際には許可を頂く必要があります。


観世稲荷社への行き方

所在地:京都市上京区大宮通今出川上ル観世町135-3