城南宮の曲水の宴(きょくすいのうたげ)

城南宮の曲水の宴

曲水の宴は、小川に盃を流して、その盃が目の前を通り過ぎる前に歌を詠むという平安貴族の雅な遊びを再現したものです。


歌人らは自分の前に羽觴(うしょう)が来ると棒で引き寄せ、乗っている盃を取り上げて酒を頂き、変わりに石蕗(ツワブキ)と呼ばれる黄色い花を盃に入れて再び羽觴を流します。


城南宮境内の平安の庭「楽水苑(らくすいえん)」で4月29日と11月3日の年に2回、それぞれ14時から行われています。


曲水の宴の歴史

曲水の宴は、紀元前1046年頃の中国に成立した周の周公旦(しゅうこうたん)、または秦の昭襄王(しょうじょうおう)の時代に始まったといわれています。中国では3月3日「上巳(じょうし)の日」に水辺で禊を行う風習があり、やがて曲水の宴へと発展していきました。


日本へは485年の第23代顕宗天皇(けんぞうてんのう)の時代に天皇のお出ましを仰いで行われた事が日本書紀に記述されています。度々途絶えますが、奈良時代から平安時代には、宮中の年中行事となり、後に藤原道長や藤原師通といった平安貴族も自邸で行うようになります。その後、戦乱によって再び途絶えますが、1732年(享保17年)の江戸時代、江戸幕府8代将軍徳川吉宗が江戸城で再興したと伝わっています。


城南宮の曲水の宴は1970年(昭和45年)から始まりました。


曲水の宴の見所!

白拍子の舞



羽觴(うしょう)

お酒の入った鳥形の小さな船(盃)を羽觴といいます。城南宮の羽觴は京都御所の杉の引き戸に描かれた杉戸絵を元にしているそうです。


平安装束

男性は狩衣(かりぎぬ)に烏帽子(えぼし)、女性は小袿(こうちき)といった平安装束をまとっています。


水干姿の童子

歌題にそって綴られた短冊は、水干(すいかん)姿の童子が回収して「披講(ひこう)の席」へと運ばれます。その後、和歌が詠み上げられます。


城南宮への行き方

所在地:〒612-8459京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7

電話:075-623-0846


電車

京都市営地下鉄 烏丸線 竹田駅 徒歩18分

近鉄 京都線 竹田駅 徒歩18分