松尾大社の山吹

松尾大社は、関西一の山吹の名所です。一重山吹、八重山吹、菊咲き山吹、白山吹といった山吹が約3,000株植えられています。見頃は例年4月中旬~5月上旬。


境内のいたる所に山吹が植えられていますが、特に楼門の側を流れる小川「一ノ井川」沿いの山吹が圧巻です。また、有料庭園の「上古の庭(じょうこのにわ)」には白山吹も見られます。


毎年4月10日~5月5日に「山吹まつり」が行われ、期間中は甘酒の授与や日本酒試飲会、舞、音楽の奉納等、様々なイベントが行われています。また、5月3日、4日にはライトアップも行われています。


山吹(ヤマブキ)

バラ科ヤマブキ属の落葉低木。

風に吹かれ枝が揺れる様子から「山吹」という字が当てられました。

英語ではJapanese Rose。

黄色の花が有名ですが白色もあります。

山吹色の語源、春の季語

3月28日、5月4日の誕生花で、花言葉は「気品」「崇高」「金運」


太田道灌(おおたどうかん)と山吹

室町時代の武将・太田道灌が山へ鷹狩りに出かけた際、途中で雨に降られた為、近くの民家で蓑(みの)を借りる事にしました。

「蓑が無いか?」と訊ねたところ、民家の女性は無言で一枝の山吹を差し出します。

「山吹の枝では雨はしのげない!蓑の代わりになどなるか!」と怒って、道灌はそのまま帰ってしまいます。


しかしその後、側近から第60代醍醐天皇の皇子「兼明親王(かねあきらしんのう)」の和歌を知り、自らの勉強不足を恥じます。

兼明親王の和歌は「七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに 無きぞ悲しき」というもので、山吹の花は七重や八重に咲くが実が1つも結ばないのは悲しい話だ、といった意味になります。


女性は、兼明親王の和歌になぞらえて「実の」の部分を「蓑」と掛け、「蓑1つも貸せない貧しい家です」と、山吹を差し出しわかってもらおうとしていたのです。

真意を知った道灌は、自らの勉強不足を恥じ、それ以降、歌道に励んだといわれています。


松尾大社の行き方

所在地:〒616-0024京都府京都市西京区嵐山宮町3
電話:075-871-5016


電車

阪急電車 松尾大社 徒歩1分