乙訓寺の牡丹

牡丹寺と呼ばれる乙訓寺の牡丹の見頃は?

乙訓寺は、通称「牡丹寺」と呼ばれる程、牡丹で知られる寺院です。境内には牡丹が約30種、2,000株が植えられています。例年4月下旬~5月上旬が見頃。赤色の牡丹、白色の牡丹、黄色の牡丹といった順番で咲くといわれています。


牡丹のシーズンに合わせて「ぼたん祭り」が行われています。


白い和傘

雨から牡丹を守る為に白い和傘が立てられています。


絵馬

絵馬には白い牡丹が描かれています。


歴史

1934年(昭和9年)、室戸台風によって乙訓寺境内の松の木が倒れました。その時、牡丹で知られる花の御寺「長谷寺」の住職が境内の被害状況を見て、本尊への供花、荘厳花、また、参拝者への安らぎを念じて牡丹2株を寄進されたのが始まりです。


その後、歴代住職らの尽力によって、今では約30種、2,000株が見られるようになりました。


牡丹(ボタン)

ボタン科ボタン属の落葉小低木。

夏、初夏の季語

富貴花、百花王、花王、花神、花中の王、百花の王、二十日草(ハツカグサ)等、別名がいくつもあります。

花は赤色、ピンク色、白色、黄色、オレンジ色、青色、紫色

7月24日、12月17日の誕生花で、花言葉は「王者の風格」「高貴」「富貴」「壮麗」「誠実」「恥じらい」


元は漢方薬の原料としても用いられていました。


牡丹と文学

文学に登場したのは「枕草子」が最初。その後、多くの文人に愛されました。


戻りては 灯で見る庵の ぼたんかな(加賀千代女)

牡丹花は  咲き定まりて  静かなり  花の占めたる  位置のたしかさ(木下利玄)

福の神  やどらせ給ふ ぼたん哉(小林一茶)

一輪の  牡丹かがやく   病間かな(高浜虚子)

鎌倉の 古き土より 牡丹の芽(高浜虚子)

白牡丹と いふといへども 紅ほのか(高浜虚子)

そのあたり  ほのとぬくしや  寒ぼたん(高浜虚子)

白牡丹 李白が 顔に崩れけり(夏目漱石)

一つ散りて 後に花なし 冬牡丹(正岡子規)

冬牡丹 千鳥よ雪の ほととぎす(松尾芭蕉)

閻王(えんおう)の口や牡丹を吐かんとす(与謝蕪村)

ちりて後おもかげにたつぼたん哉(与謝蕪村)

牡丹散て打かさなりぬ二三片(与謝蕪村)


乙訓寺の行き方

所在地:〒617-0814京都府長岡京市今里3丁目14-7

電話:075-951-5759

入山時間:8時~17時

入山料:大人(高校生以上)500円 小人(中学生以下)無料 団体(30名以上)400円

駐車場:駐車台数 約50台 駐車料金500円


電車

阪急京都線 長岡天神駅 徒歩20分